日本酒のすすめ

日本伝統の酒「日本酒」とは、いかなるものなのか

数多くの偉人や庶民たちに愛されてきた日本固有の酒「日本酒」は、今や海を渡り、世界各国で多くの人々から愛される酒となりました。

しかし、現在の日本国内では、様々な外来酒によって需要が低迷しつつあり、2003年には日本酒国内出荷量がその他のアルコール類に抜かれるなど、若い世代の日本酒離れが加速化しています。

若年層による日本酒離れの要因として「悪酔い・二日酔いしやすい」「香りや味わいが独特で飲みにくい」という意見が圧倒的であり、低アルコールで飲みやすいものに人気が集まっています。
そんなイメージを払拭するため、近年酒造メーカーは若者に日本に古くから伝わる日本酒の良さをより知ってもらうために、低アルコールかつ微炭酸のスパークリング清酒の製造や凍らせてシャリシャリとした食感が楽しめる新しい日本酒など新商品を続々と考案しています。

そこで、今回はより多くの方々に日本酒の良さを知って頂くため、日本酒とはいかなるものかをご紹介したいと思います。

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日本酒とは、どのようなお酒なのか

日本酒とは、白米に麹や水、酒母を加えて発酵させた醸造酒です。
透明感のある淡い黄色をしており、独特な香りと味わいを持っており、澄んだ純良な酒という意味を込めて「清酒」と呼ばれています。また、日本酒には清酒だけではなく、「濁酒」と呼ばれる白濁した濁り酒という種類もあります。

日本酒は主にお米と水から造られています。
お米の主な成分であるデンプンを麹の働きによって糖に変換させ、その糖をアルコールに変化させることで日本酒が製造されます。
しかし、日本酒造りに使用されるお米や水、麹に酵母には数十種類もあり、さらに日本酒を醸造している酒造及び酒蔵のある地域の風土によって同じ日本酒でも全く異なる香りや味わいを持つ清酒となります。

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