近年、日本では若者をターゲットにしたスパークリング清酒の開発及び販売を行っており、宝酒造の「澪」や月桂冠の「うたかた」、一ノ蔵の「すず音」はとても人気があります。
ですが、日本酒の本当の美味しさを知っている男性は、スパークリング清酒では満足することができません。
そこで、今回はバレンタインデーにチョコレートの代わりに渡すと喜ばれるオススメの日本酒「十四代」をご紹介します。
幻の最高級日本酒として知られる「十四代」
山形県村山市にある1615年創業の「高木酒造」は、伝統の技と近代的な技法を駆使した芳醇・旨口・鋭いキレを持つ日本酒造りを行っている蔵元です。
高木酒造は、「幻の日本酒」と呼ばれるたいへん高級でプレミアムな銘柄「十四代」を醸している老舗蔵元ですが、なぜ「幻の日本酒」と呼ばれるようになったのか気になりますよね。
十四代が有名になったのは、平成6年のことです。
このときの日本は淡麗辛口タイプの日本酒がブームのなか、高木酒造では華やかな吟醸香が薫る大吟醸酒「十四代」を誕生させたのです。
落ち着きのある安らかな香りと穏やかな甘みを持つ十四代の登場によって、世間は淡麗辛口タイプの日本酒から上品で高級感漂う大吟醸ブームへと移り変わったのです。
高木酒造は、地元の方々から長年愛されている「朝日鷹」という銘柄でじわじわと知名度を上げていたのですが、十四代の誕生によって、現在では日本だけではなく、世界からも注目を集めるようになり、山口県を代表する「獺祭」や北海道を代表する「銀河雫」と並び、大勢の人々から愛されています。
では、バレンタインデーの贈り物にピッタリな十四代をご紹介したいと思います。
十四代 本丸 秘伝玉返し
酒造好適米の五百万石を使った特別本醸造酒「十四代 本丸 秘伝玉返し」は、高木酒造秘伝のアルコール添加技術を駆使した逸品です。
アルコール添加した日本酒は、淡麗辛口でないとベタつくため人気が無いのですが、秘伝玉返しは本当に本醸造酒なのかと思わせるような、フルーティーな香りがふわりと薫り、クセの無いエレガントな甘みが口いっぱいに広がる日本酒となっており、さらに清新な喉越しが楽しめる珍しいお酒です。
十四代 龍の落とし子 純米吟醸
高木酒造が18年もの歳月をかけて誕生させた酒造好適米「龍の落とし子」を50％まで磨き上げた「十四代 龍の落とし子 純米吟醸」は、フレッシュで若々しい味わいとふわりと薫る果実のようなみずみずしい香りが特徴の日本酒です。爽快な後味とお米本来の味わいを感じることができます。
十四代 朧月 純米大吟醸
「酒米の王様」と呼ばれる山田錦のなかで、最高ランクと呼ばれる兵庫県特A地区吉川町で生産された山田錦を40％まで磨き上げ、低温でゆっくりと発酵させ、少しずつ丁寧に絞り、斗壜へ入れ、氷温で熟成させた至高の純米大吟醸です。
十四代シリーズのなかで最も稀少性が高く、「幻」と呼ばれている日本酒です。
今回はバレンタインデーにチョコレートの代わりに渡したいオススメの日本酒「十四代」を3つご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
日本酒をこよなく愛する男性は、山形県の銘酒「十四代」をプレゼントされると手放しで喜ぶこと間違いなしです。
是非、今年のバレンタインデーはチョコレートではなく、彼の大好きな日本酒を購入してメッセージカードと共にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。