父の日にオススメの純米大吟醸「吾唯足知」

お父さんたちの父の日の楽しみは、成長した子どもたちと一緒にお酒を飲むことだと言われています。
そのため、父の日にはお父さんを誘って居酒屋やバーへ行き、楽しい時間を過ごすという方もいらっしゃいます。

ですが、お父さんたちは自宅でゆったりと寛ぎながら、子どもたちと懐かしい思い出話をしたり、大きくなった子どもたちの近況を知りたいと思っています。

そこで、今回はお父さんと自宅で晩酌を心行くまで楽しめる父の日のプレゼントにオススメの日本酒「吾唯足知」をご紹介したいと思います。

古都京都の文化財・龍安寺から正式な推薦を受けて誕生した「吾唯足知」

高知県高岡郡佐川町にある1603年創業の「司牡丹酒造株式会社」は、土佐・本物・エコロジーをコンセプトに日本酒造りを行っている言わずと知れた老舗蔵元です。

司牡丹酒造では、10年という長い歳月をかけてゆっくりと眠らせた「源十」や華やかでナチュラルな吟醸香が薫るまろやかでのびのびとした奥深い味わいが楽しめる「華麗司牡丹」などが有名ですが、今回は1450年に創建された京都府京都市右京区にある龍安寺から正式な推奨を受けて誕生した「吾唯足知」をご紹介します。

吾唯足知 (われ ただ たるぞ しる)とは、「知足のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」という禅の格言です。
この格言には「何事も不満に思わず、満足する心を持ちなさい」という意味が込められており、臨済宗妙心寺派の寺院である龍安寺の茶室蔵六庵の路地にある知足の蹲踞 (つくばい)に刻まれています。

この蹲踞は、水戸藩主の徳川光圀公が寄贈したと伝えられており、一見「五・隹・疋・矢」にしか見えないのですが、水溜めに穿った中心の正方形が漢字の部首「口」に見ることで、「吾唯足知 (吾れ唯だ足ることを知る)」と読めるようになっており、謎解き風に図案化された手水鉢となっています。

ですが、なぜ高知県にある蔵元が京都府にある寺院の蹲踞をモチーフとしたお酒を造っているのか気になりますよね。

実は、龍安寺と司牡丹酒造にはとても不思議なご縁があるのです。

1450年、室町幕府の管領を3度務め、応仁の乱では東軍の主将として山名宗全と争った細川勝元が妙心寺の義天玄承 (ぎてんげんしょう)禅師を開山として龍安寺を創建しました。
玄承禅師は土佐出身であり、司牡丹酒造のある佐川町の隣町・越知町にあった天忠寺にて剃髪得度 (ていはつとくど)をされました。
時が流れ、2008年、天忠寺の跡地に「龍安寺創建開山・義天玄承禅師550年遠諱 (おんき)」の顕彰碑の建立が行われることとなり、司牡丹酒造竹村会長が総代を務める臨済宗妙心寺派の青源寺・生玉和尚が石碑に使用する仁淀川系の原石の選定などを全面的に任されたのです。

こうしたご縁によって、龍安寺の方々から推奨を得て、龍安寺にある蹲踞の文字「吾唯足知」を酒名とした純米大吟醸酒が誕生したのです。

吾唯足知は、兵庫県産の山田錦を使用しており、上品で優しく繊細な吟醸香と淀みの無いソフトな旨味と清新な酸味がこの上ない調和を生み、口の中に広がってゆきます。
土佐らしい淡麗辛口の日本酒に仕上がっておりますので、ほんのりと冷やしてから頂くのがオススメです。

お酒の肴には、白身魚のムース・鮎の塩焼き・穴子の白焼・春雨サラダ・天麩羅などと相性が良いので、父の日は手作りしてお父さんをおもてなししてみてはいかがでしょうか。

今回は父の日のプレゼントにオススメの日本酒「吾唯足知」をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
お父さんにこれから先も満足した人生を歩んでほしいという願いを込めて、今年の父の日は司牡丹酒造の純米大吟醸 吾唯足知を親子でゆったりと盃を傾けながら味わってみてはいかがでしょうか。
きっと飲み終わった後は、晴れやかな気分になること間違いなしです!

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