新潟のオススメ日本酒銘柄|株式会社マスカガミ 萬寿鏡

日本屈指の酒処として有名な新潟県では、ミネラル分の少ない清冽な超軟水と高品質な酒米、越後杜氏の優れた技術、そして厳しい冬がもたらす長期低温発酵によって、しつこさや嫌味の無い爽やかな飲み口が魅力的な端麗の日本酒が醸されています。

しかし、新潟県の日本酒が注目を集めるようになったのは、1955年頃の高度経済成長期からであり、それまでは「味のしない薄っぺらい酒」と呼ばれ、全く人気がありませんでした。

高度経済成長期を迎える以前の日本は、第二次世界大戦によって食料事情が悪化し、人々は疲れた身体を癒すために甘い食べ物を必要としていたため、飲み応えのある甘い酒が好まれたそうです。

今では食生活も豊かになり、料理の味を邪魔せず、引き立ててくれるあっさりとした爽やかな飲み口の新潟県の酒が注目を集めるようになり、1988年には全国日本酒出荷量が兵庫県や京都府に次ぐ第3位となり、淡麗辛口の酒といえば新潟県と言われるようになり、その地位を確立したのです。

そんな新潟県には、“地酒のオンリーワン”を目指している地元愛に溢れた地酒ファン御用達の「株式会社マスカガミ」という蔵元があることをご存知ですか。

今回は地元愛に溢れる蔵元「株式会社マスカガミ」の紹介と代表銘柄「萬寿鏡」をご紹介します。

株式会社マスカガミとは

「株式会社マスカガミ」のある新潟県加茂市は、信濃川支流の加茂川に沿う町であり、新津丘陵の南側に位置し、東に粟ヶ岳、西に弥彦山を遠く見渡すことができる風光明媚な地として知られています。

新潟県加茂市は、古くから和紙・木工製品・化繊を主産業としており、なかでも桐箪笥の生産量は日本随一であり、品質も良く国内外に多くのファンがいます。

また、新潟県加茂市は“北越の小京都”と呼ばれており、歴史ある青海神社を中心に反映した美しい町並みは多くの人々の心を惹きつけ、魅了します。

そんな豊かな自然と歴史を感じさせる美しい町並みのなかにある株式会社マスカガミは、地元の方々から愛されている加茂川のほとりにあり、明治25年創業以来、120年余にわたり酒造業を営み、代表銘柄「萬寿鏡」を醸しています。

株式会社マスカガミといえば、定番酒から淡麗で旨味のある高品質な酒が魅力の蔵元ですが、「甕覗 (かめのぞき)」など遊び心満載の個性的な日本酒もたくさんあり、お中元やお歳暮、誕生日や結婚祝いなどの贈り物として購入される方も大勢います。

特に「萬寿鏡 F40」に続く萬寿鏡アルファベットラインとして誕生した「萬寿鏡 F60」は、お盆や年末年始に帰省される際に手土産として購入される方が多いそうです。

この機会に高品質で個性溢れる株式会社マスカガミの清酒を堪能してみてはいかがでしょうか。

手土産にピッタリな株式会社マスカガミの日本酒「萬寿鏡 F60」をご紹介

株式会社マスカガミの代表銘柄といえば「萬寿鏡」ですが、そのなかでも特に人気を集めているのが、「萬寿鏡 F60」です。

「F60の“F”ってどんな意味があるの?」と疑問に思われた方も大勢いらっしゃると思います。

「萬寿鏡 F60」の「F」は普通酒、「60」は精米歩合60%のことを表しており、株式会社マスカガミの萬寿鏡アルファベットライン「F40」に続く新作となります。

普通酒では異例となる精米歩合40%まで磨き上げた「萬寿鏡 F40」は、“ちょっぴり普通じゃない普通酒”を目指して造られたお酒であり、今回の新作「萬寿鏡 F60」は“新機軸の定番酒”を目的として誕生した普通酒なので、こちらの方が親しみやすく飲み飽きしにくいのではないでしょうか。

「萬寿鏡 F40」と「萬寿鏡 F60」の違いは、F40には酒造好適米「たかね錦 (2016年)」を使用しており、大吟醸並みの精米歩合40%まで磨いて醸した“普通じゃない普通酒”なのですが、F60は吟醸仕込み専用に開発された「1801酵母」と新潟県産の酒造好適米「五百万石」と「こしいぶき」を用いり、その風味を損なわないよう、マイナス10℃の環境で大切に貯蔵し、瓶詰の際は火入れを1回に抑えたこだわりの1本です。

「萬寿鏡 F60」の穏やかで落ち着いた吟醸香を伴う軽やかな口当たりは、飲み飽きしにくい定番酒として幅広い世代の方々から注目を集めるようになり、今では手土産の定番となりつつあります。

今回は株式会社マスカガミのご紹介と代表銘柄「萬寿鏡」で、いま最も注目を集めている「萬寿鏡 F60」についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

株式会社マスカガミの日本酒に興味を持って頂いた方のなかに、1度蔵見学をしてみたいという方もいらっしゃるかと思います。

株式会社マスカガミでは、土・日・祭日を除き、10日前までに予約をすることでいつでも蔵見学を行ってくれます。見学可能な時間帯は9:00~16:00までとなっておりますので、ゴールデンウィークやお盆休みなどの長期休暇を利用して蔵見学に参加されてみてはいかがでしょうか。

ただし、見学可能な定員数は2名~10名とごく少数ですので、連休を利用して蔵見学を予定している方は、早めに株式会社マスカガミに確認しておくことをオススメします。

【株式会社マスカガミ】

住所:新潟県加茂市若宮町1丁目1-32

電話番号:0256-52-0041

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