1767年創業の老舗蔵元「今代司酒造株式会社」は、2006年より醸造アルコール添加を廃止して全量純米蔵として舵を切り、酒造り全ての工程において緊張感あふれる真剣勝負をしています。
そんな今代司酒造の代表銘柄といえば、やはり「今代司」ですよね。
今回はそのなかでも特に人気の高い純米大吟醸にスポットライトを当ててご紹介していきたいと思います。
純米大吟醸 今代司 極上
「越後杜氏の技術と知恵が生んだ粋の極み酒」と呼ばれている「純米大吟醸 今代司 極上」は、LOS ANGELESINTERNATIONAL WINEE COMPETITION 2014 SAKE部門 銀賞受賞、International Wine Challenge 2015 SAKE部門 コメンデッド受賞など世界的権威のある鑑評会などで賞を受賞している日本酒です。
「純米大吟醸 今代司 極上」は、その華やかで上品な大吟醸の香りと奥行きのあるお米の旨味、これらが最高点のところで絶妙な調和を生み出す今代司酒造史上最上級の清酒であり、日本だけではなく世界各国の日本酒愛飲家や地酒ファンを魅了しています。
「純米大吟醸 今代司 極上」は、新潟県が大吟醸を醸すために開発した酒造好適米「越淡麗」を精米歩合35%まで丹精込めて磨き上げ、低温でじっくりと醸した至極の逸品です。
新潟県らしい淡麗さとやや辛口の「純米大吟醸 今代司 極上」は、華やかで上品な香りと純米の旨味を心ゆくまで堪能できるお酒ですので、帰省の際の手土産や贈答品にオススメです。
木桶仕込み 純米大吟醸 今代司
「木桶仕込み 純米大吟醸 今代司」は、「むかしの人々はどんなお酒を飲んでいたのだろうか」という疑問から誕生した日本酒です。
今までどの酒蔵も木桶を用いた酒造りを行っていたのですが、終戦を迎えると海外からホーローやステンレス、合成樹皮などの便利なものが日本へと入ってくるようになり、木桶を用いる酒蔵はどんどん減少して行きました。
もちろん、今代司酒造も例外ではなく、木桶での仕込みからサーマルタンクでの仕込みに切り替え、酒を造るようになったそうです。
そして次第に桶屋さんと木桶は歴史の影へと消えて行ってしまったのです。
21世紀現在の酒造りは、醪の温度をコンピューターで自由自在に管理できるのが魅力ということでサーマルタンクを使用している蔵が増えています。
日本酒の品質向上は、機械文明によって誕生したといっても過言ではないでしょう。
ただ、サーマルタンクは温度管理が容易くなり、酒質も向上することはできるのですが、木桶仕込みならではの木の香りや独特の風味を持つ酒質を造ることはできないことに今代司酒造は気付いたのです。
今代司酒造の「木桶仕込み 純米大吟醸 今代司」は、現代の酒造りの高度な技術と昔ながらの技術を融合させて醸されており、中高年の世代から懐かしまれ、若い世代からは全く新しい酒として認知されています。
ほんのりと薫る杉の香りと後の残らないサラリとしたキレイな舌触りを持つ「木桶仕込み 純米大吟醸 今代司」は、かつて日本人が飲み親しんでいた当時の酒の香りや味わいを忠実に再現しているお酒ですので、この機会に1本飲んでみてはいかがでしょうか。
純米大吟醸 今代司
今代司酒造を代表する純米大吟醸といえば、権威ある鑑評会で数々の賞を受賞している「純米大吟醸 今代司 極上」や古き良き時代の酒を忠実に再現した「木桶仕込み 純米大吟醸 今代司」がパッと思い浮かぶ方も多いと思いますが、もうひとつ忘れてはいけない純米大吟醸があります。
それは「純米大吟醸 今代司」です。
「純米大吟醸 今代司」は、新潟県らしい「淡麗辛口」を表現するのに適した酒造好適米「五百万石」を100%使用し、精米歩合50%まで丁寧に磨き上げて醸されたお酒です。
今回は今代司酒造にて醸されている純米大吟醸を3つご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
ご紹介させて頂いた3銘柄の純米大吟醸ですが、どれも魅力的で選べないという方も多いと思います。