お花見で日本酒の熱燗を作る方法

3月から4月に見頃を迎える桜を一目見ようと3月下旬にある連休を利用して桜の名所を訪れた方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
桜の開花は南から順に始まり、最も遅い北海道では5月頃に満開となるため、ゴールデンウィークに北海道へ旅行に行かれる方もいらっしゃることでしょう。

ですが、毎年お花見シーズンは気温が11度から15度と低いので、お花見に参加される際は温かい恰好で参加されることが望ましく、特に夜桜を見に行かれる方は気温が10度を下回ることもありますので、コートやジャンパーなどの防寒対策はしっかり行ってゆきましょう。

さて、そんな肌寒い時期に催されるお花見では、温かい飲み物や食べ物が欲しくなることかと思います。
特に桜を眺めながらの燗酒は日本酒通の間で人気が高く、平安時代から江戸時代にかけて誕生したと言われるモバイル調理器具「野燗炉(のかんろ)」や高山や氷点下など厳しい環境でも安定して火が起こせ、さらに煙が出ず、燃えかすもほぼ出ないエスビット固形燃料でチタンマグカップを温めて熱燗を作るのが花見酒の醍醐味と言われています。

しかし、お花見会場のほとんどが火気厳禁なため、野燗炉やエスビットなどを使用して日本酒を温めることができません。

そこで、今回は火を使わずに熱燗を作るオススメ便利グッズをご紹介したいと思います。

火を一切使用しない安全&安心の便利グッズ「携帯おかん器」

東京都目黒区にあるezone(有限会社イーゾン)にて販売されている火を使わずに日本酒を温めることができる便利グッズとしてお花見やバーベキューなどのアウトドアでたいへん重宝されているアイテムです。

携帯おかん器は、モーリアンヒートパックと呼ばれる発熱材と防水加工が施された紙袋が入っており、使い方はとっても簡単なので、誰でも気軽に使用することができます。

では、携帯おかん器の使い方を簡単にご説明します。

携帯おかん器の使い方

①広げた紙袋を立たせ、アルミ袋から発熱材を取り出して紙袋の底に置きます。
②発熱材を取り出したアルミ袋の内側にある水量ラインまで水を注ぎます。
③すぐに日本酒の入っている徳利やカップを入れます。
④10分ほどそのまま放置するとホッカホカに温められた燗酒の完成です。

携帯おかん器は、発熱材と水が化学反応を起こすことで熱を生じ、およそ20分間加熱状態が続きます。そのため、飲み物にもよりますが、平均2本ほど温めることができます。
加熱状態の際は紙袋が高温になりますので、絶対に触れないように注意しましょう。また、転倒する可能性がありますので、使用する際は必ず平らな場所で使用するようにしましょう。
日本酒を温める際は、耐熱容器に注いでから温めるか耐熱ガラスに詰められたカップ酒を紙袋に入れるようにしましょう。

20分間使用した携帯おかん器は、紙袋は可燃ごみ・使用済みの発熱材は使い捨てカイロと同じ廃棄の方法になりますので、各自治体のゴミ分別方法を確認のうえ、処分するようにしてください。

また、外の気温が極端に低い冬の時期や高山などで使用する際は、断熱効果のあるもので携帯おかん器を囲ってから使用するのがオススメです。

今回は火気厳禁のお花見会場で日本酒を温めて熱燗を作る便利グッズについてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
携帯おかん器は、1セットで2合まで燗を付けることができますので、大勢が集まるお花見では、効率の良いアイテムとは言い難いかもしれませんが、肌寒い時期にお花見を開催する方にとっては必需品となること間違いなしです。
現在携帯おかん器は、楽天市場のほか、ezone公式ホームページにて通信販売が行われておりますので、1つ購入されてみてはいかがでしょうか。
ちなみに価格は1回分で200円、5回分で950円となっております。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする