お花見にオススメ桜色の清酒

越乃寒梅・八海山・久保田は、ここ30年近く日本酒ファンたちの間で絶大な人気を誇る銘柄です。そのため、幹事や飲み物担当の方は、これら3つの銘柄のうちの1つを花見酒として購入される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ですが、お花見といえば、やっぱり主役はお酒ではなく、桜ですよね。
そこで、今回は桜のような淡い桃色の可憐な日本酒をご紹介したいと思います。

ほのかなピンク色が美しい日本酒

開華 ひなまつり

栃木県佐野市にある第一酒造では、期間限定で桃色のにごり酒「開華 ひなまつり」を販売しています。
無着色にも関わらず、桜のような淡いピンク色をした純米酒は、なんと白米と水のみで造られており、しかもアルコール度5%から6%と低いため、お酒が苦手な方でも安心して召し上がることができるのが魅力的です。

なぜ、日本酒が桜色に染まるのかと言いますと、独立行政法人 酒類総合研究所にて開発された桃色酵母(アデニン要求制酵母)を使用しているため、仕込んだときは雪のように真っ白な醪(もろみ)も酵母が発酵することで徐々に桜色へと変化してゆくのです。
酵母の力で自然に桃色へと変化するため、カラダに優しいお酒となっています。
ボトルも一輪挿しのようにシュッとした細身のタイプですので、持ち運びもラクチンですし、なにより飲み切りサイズの180ml(1合)なので、余ってしまうこともありません。

女性が参加されるお花見の際は「開華 ひなまつり」を数本購入してみてはいかがでしょうか。

天吹 ぴんくれでぃ

佐賀県三養基郡にある天吹酒造では、ロゼ調の美しい桜色の日本酒を販売しています。
ラベルデザインは、海外を意識しているため稲穂と隈取りとなっており、なんとこのラベルには仕掛けがあり、逆さまにすると3人の女性が舞いを舞っているデザインへと変化します。

天吹酒造のぴんくれでぃが、なぜロゼ調の美しい日本酒となっているのかと言いますと、古代米の黒米を原材料に使用しているからです。
黒米とは、玄米の糠部分にアントシアニン系の色素成分が含有されており、生活習慣病の原因となる動脈硬化を防ぎ、体内の酸化を抑制する効果が認められているお米です。
優美な桃色に染まった発酵中の醪(もろみ)は、芳しい香りを発し、搾る時期が近いことを知らせてくれます。杜氏は、辛口にちょっぴり甘みをプラスした旨味を感じさせる日本酒へと仕上げており、冷酒で飲むのがオススメとなっています。

日本酒では珍しい古代米を使用したロゼ調の美しい日本酒は、安らかで落ち着いた香りとまろらかで優しい味わいが楽しめますので、花見酒として1本購入されてみてはいかがでしょうか。

今回は桜色の日本酒をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
他にも、

・鮎正宗酒造「純米にごり酒 さくらいろ」
・開当男山酒造「スパークリング日本酒 爽酒 雪代」
・梅ヶ枝酒造「ももいろにごり酒」

なども桜色をしたお花見にぴったりな日本酒ですので、是非この機会に清冽な水のような日本酒ではなく、桜のように優美な日本酒を味わってみてはいかがでしょうか。

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