お月見にオススメ朝日酒造株式会社「得月」

元禄4年閏8月18日、俳人の松尾芭蕉は各務支考や浜田珍碩 (浜田洒堂)らと共に石山寺を参拝し、瀬田川に舟を浮かべて宵待ちの月を愛でた「名月は ふたつ過ぎても 瀬田の月」という俳句は、この年は珍しく8月に閏月があったため、仲秋の名月が2度観ることが出来たというのに、今宵の月も素晴らしいということを詠んでいます。

ですが、最近はビルやネオンの明かりによって、夜空の星々はおろか、美しい月の姿もかすんでしまい、現代人も夜空を眺めるという習慣が失われつつあります。

しかし、お月様は今も昔も変わらぬ姿で私たちを見守っており、野に鳴く虫たちの音やそよそよと風に吹かれている草木の気配を感じ、もうすぐそこまで秋が近付いていることを知らせてくれています。
そんな季節だからこそ、1年で最も美しい満月を眺め、感慨にふけって頂きたいのです。

そこで、今回は澄んだ美しい秋の夜空くっきりと浮かぶ幽雅なお月様を眺めながら、お月見をする際にオススメの日本酒「得月」をご紹介します。

水面に映る美しい月という意味を持つ日本酒「得月」

新潟県長岡市にある「朝日酒造株式会社」は、日本酒をご存知無い方でも1度は耳にしたことのある銘柄「久保田」を醸しており、清酒王国として知られる新潟県にて30年以上第一線を走り続けている1830年創業の老舗蔵元です。

とても有名な朝日酒造では、9月に限定出荷される純米大吟醸「得月 (とくげつ)」がお月見の際に飲みたくなるお酒として人気を集めています。

得月とは、中国の蘇鱗が詠んだ「近水樓台先得月 (水に近き楼台は、先ず月を得る)」に由来しており、水面に映る美しい月を眺めるという意味が込められています。
日本でも、平安時代の頃に貴族たちのあいだで、夜空に浮かぶ月を直接眺めるのではなく、水面や盃に映った月を眺めるのが主流であったため、とても馴染み深い歌となっています。
今では、お月様を直接眺めるのが一般的ですが、得月を盃へ注ぎ、中秋の名月を映して月見酒を嗜むのも粋な楽しみ方ではないでしょうか。

得月のラベルには、京都高山寺に伝わる「鳥獣戯画」よりヒントを得て、ウサギがお月見をしながら宴を楽しんでいる様子が描かれており、「お月見を心ゆくまで堪能してほしい」という蔵元からのメッセージが込められています。

得月は、新潟県産「ゆきの精」を28%まで丁寧に磨き上げた清酒であり、真珠のようにコロコロとした美しい酒米の姿は、澄み切った夜空に浮かぶ満月のようです。
そして、丹精込めて磨かれたお米たちは、低温で1ヶ月ほどじっくりと発酵され、上品で優美な香りとお米の優しい味わいが堪らない日本酒となり、私たちの前に姿を現します。

自宅でゆったりとお月様を眺めながらお酒を嗜みたいという方は、朝日酒造の9月限定出荷「得月」を購入して、優雅な月見酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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