お月見にオススメ李白酒造有限会社「大吟醸 月下獨酌」

「中秋月 暮雲収盡溢清寒 銀漢無聲轉玉盤 此生此夜不長好 明月明年何處看」という漢詩をご存知ですか。
この詩は、宋代の詩人・蘇軾 (そしょく)の中秋の名月の美しさを詠んだものです。
現在日本で行われているお月見行事は、遣唐使によって中国から日本へ伝わった月見の祭事と日本古来にあった月を祀る慣習が合わさって誕生したものであり、旧暦8月15日の十五夜と旧暦9月13日の十三夜の2つを合わせた「二夜の月」を鑑賞することが風流であるとされてきました。

そんな二夜の月は、昔から恋人たちのイベントでもあり、十五夜を共に過ごした男女が次の十三夜も一緒に過ごそうと約束をし、若者たちの恋路を応援するものだったそうです。

さて、そんなお月見ですが、現在では男女の恋路を応援するバレンタインデーや七夕と比べて認知度が低く、お月見を男女で過ごすという方は、ほとんどいらっしゃいません。

そこで、今回はカップルや気になるお方と中秋の名月を眺めながら飲みたいお月見にオススメの日本酒をご紹介したいと思います。

サラリとした飲み口の日本酒「月下獨酌 (げっかどくしゃく)」

島根県松江市にある明治15年創業の老舗蔵元「李白酒造有限会社」といえば、記紀神話に登場する大蛇を酔わせたと言われるお酒をイメージして造られた力強く、爽やかでスッキリとした辛さのなかに旨味が感じられる「特別純米 辛口 やまたのおろち」や穏やかで安らかな香りとふっくらとした柔らかな味わいを持つ「李白 純米大吟醸」などが有名ですが、今回はお月見にオススメの日本酒ということで、李白の銘酒「大吟醸 月下獨酌」をご紹介します。

月下獨酌とは、自ら”酒中の仙”と称した唐代の詩人・李白の漢詩「花間一壷酒 獨酌無相親 舉杯邀明月 對影成三人 月既不解飮 …」という月とお酒にまつわる詩に由来します。
お酒にまつわる詩は、三国の魏の始祖である曹操も詠っておりますが、李白以上にお酒を称えた詩を作った人物はいないと言われています。

さて、お酒をこよなく愛する李白の詩「月下獨酌」と同じ名を持つ「大吟醸 月下獨酌」は、月の夜に花の近くで1人、満足するまでお酒を飲み、歓を尽くした李白の心境を味わえる清酒となっており、安らかで落ち着いた香りと後に残らないサラリとした飲み口を持っています。

大吟醸 月下獨酌は、酒米の王様と称される山田錦を38%まで磨き上げ、低温でじっくりと長期間発酵させた鑑評会出品クラスの酒質を有しており、ほどよい旨味が感じられる至極の逸品ですので、恋人や気になる異性と美しい月を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしたいという方にオススメです。

今回はお月見にオススメの日本酒「大吟醸 月下獨酌」をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

バレンタインデーや七夕と比べると、恋愛イベントというイメージが、ほとんど皆無に近いお月見ですが、他の恋愛イベントとは異なり、十五夜と十三夜の2回会うことができます。

仕事が忙しくてなかなか一緒に過ごすことができないご夫婦やカップル、好きな異性を食事に誘いたいけどどうしたら良いか分からないという方は、お相手の方を十五夜月見へ誘い、ひんやりと冷えた月下獨酌を嗜みながら、十三夜も一緒に過ごそうねと約束をしてみてはいかがでしょうか。
きっとお月様があなたの恋を応援してくれることでしょう。

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