畿内5国と近江・伊賀・山陰・山陽・南海・西海の諸道の総称である関西地方では、歴史と伝統が彩る技術と生産が行われている日本酒の産地となっています。
関西地方で有名な日本酒の産地といえば、京都府や兵庫県がパッと頭に思い浮かぶという方も多いと思いますが、滋賀県・大阪府・三重県・奈良県・和歌山県でも絶品の日本酒が醸されており、最近では上司へのプレゼントに関西地方の清酒を購入される方々も増えているそうです。
ですが、実際にプレゼントとして日本酒を購入する場合、1度はその地域の日本酒を嗜んでおくことが大切です。
そこで、今回は関西地方で開催されている日本酒イベントをご紹介します。
滋賀県で開催されている日本酒イベント
「近江の海」や「鳰の海」と呼ばれている琵琶湖を有する滋賀県には、県内各地に40を超える蔵元が存在します。
滋賀県の日本酒はソフトな飲み口と甘辛中庸な味わいが特徴的であり、「玉栄」や「日本晴」といった酒造好適米の生産量が日本トップクラスを誇っています。
また、地元産のお米を使った日本酒造りも積極的に行われており、味わい深くまろやかな風味が楽しむことができます。
滋賀県といえば、やはり太田酒造の「道灌」や笑四季酒造の「笑四季」などが有名ですよね。
ですが、滋賀県内には40を超える蔵元がございますので、今回は滋賀県の銘酒が多数登場するオススメの日本酒イベントをご紹介します。
滋賀 地酒の祭典onびわ湖大津 ~県内全33蔵大集結!~
[開催日時]
10月1日 (土) 13:00~17:00
[場所]
びわ湖大津プリンスホテルコンベンションホール「淡海」2F
[参加方法]
前売り券もしくは当日券を購入することで誰でも参加することができます。
・前売り券:1,500円
・当日券:2,000円
目標入場者数は2,500人となっています。
[内容]
滋賀県酒造組合加盟蔵すべてが集結する滋賀県最大の日本酒イベント「滋賀 地酒の祭典onびわ湖大津 ~県内全33蔵大集結!~」は、各蔵それぞれがブースを設け、蔵元自慢の日本酒を全力でPRします。
このイベントに登場する地酒の数は、なんと300を超えており、希望に応じて試飲することができますので、気に入ったお酒を見つけたらどんどん飲みましょう。
また、日本酒だけではなく、各蔵で使用されている仕込み水も飲み比べることができますので、日本酒初心者だけではなく、日本酒愛好家や地酒ファンも楽しむことができるイベントとなっています。
気に入ったお酒を見つけたら、非売品や品切れでなければ、その場で即日本酒を購入することができるのも魅力となっています。
蔵人との会話を通してより日本酒の世界を知ることもできますので、上司へのプレゼント選びに悩んでいる方にもオススメです。
京都府で開催されている日本酒イベント
気候と風土、双方に恵まれた京都府は、府内に50を超える蔵元が存在し、その半数以上が伏見地区にあると言われています。
伏見地区は日本でも有数の銘酒の産地であり、桃山丘陵の良質な水を用いて醸される日本酒は、まろやかで口当たりが良く、柔らかな味わいを楽しむことができることから“女酒”と呼ばれています。
しかし、丹後地区で醸されている日本酒は存在感のある濃醇タイプとなっており、岐阜県同様、同府内で全く異なる味わいのお酒を嗜むことができます。
京都府といえば、やはり宝酒造の「松竹梅」や玉乃光酒造の「玉乃光」などが有名ですが、他にも銘酒と呼ばれるお酒はたくさんござますので、ここは京都府内で開催されている日本酒イベントに参加して様々な地酒を味わってみてはいかがでしょうか。
日本酒条例サミットin京都
[開催日時]
11月19日 (土) 10:00~17:00
[場所]
京都市役所前広場 :京都府京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
ゼスト御池 :京都府京都市中京区御池通寺町東入下本能寺前町492-1
※京都市役所前広場地下
[参加方法]
前売りお酒券もしくはイベント当日にチケットを購入することで誰でも参加することができます。
ですが、20歳以上であれば自由に入場することができますので、お祭りの雰囲気を楽しみたいという方にもオススメです。
もし、気になるお酒を発見したら、当日券(100円お酒券×10枚 / 1,000円)を購入すれば、イベントに参加することができます。もし、このイベントに参加する予定の方は、お財布にお金を入れ忘れないようご注意ください。
※前売りお酒券の販売数は2,000枚限定です。
また、おちょこ付きプレミアム前売りお酒券 (2種)は、各30セット限定ですので、希望者はお早めに前売り券を購入されることをオススメします。
[内容]
日本酒条例サミットin京都では、京都府をはじめとする全国各地の酒蔵や団体などが一堂に集結し、対面方式で交流や日本酒の販売などが行われます。
イベント会場には京都府で人気の飲食店5店舗が出店しており、京都府清水焼の一点物のおちょこ「MYおちょこ」の展示や販売なども行われる予定ですので、お財布には余裕を持たせておくことをオススメします。
ちなみに京都府内から参加される予定の蔵元は20軒ですので、この機会に京都府の地酒に触れてみてはいかがでしょうか。
兵庫県で開催されている日本酒イベント
日本最大級の日本酒生産地として有名な「灘地方」を有する兵庫県は、“酒米の王様”と称される酒造好適米「山田錦」の出身地でもあり、さらに卓越した技と熟練の経験を持つ但馬杜氏や丹波杜氏などの出身杜氏も多いと言います。
兵庫県の酒は、“灘の宮水”を使用した「男酒」や山田錦を用いた芳醇な酒が人気を集めており、西山酒造場の「小鼓」やヤヱガキ酒造の「八重垣」、小西酒造の「KONISHI」など有名な日本酒がたくさんあります。
銘酒を多数世に送り出している兵庫県ですが、上司へのプレゼントとして贈るならば、やはり自分の舌で味わって決めたものが良いですよね。
そこで、兵庫県内で開催されているオススメの日本酒イベントをご紹介します。
日本酒Lovers神戸2016
[開催日時]
9月19日 (月・祝) 12:00~16:00
※開場予定は11:45頃
[場所]
兵庫県神戸市中央区浜辺通5-1-32 神戸サンボーホール2F 大ホール
[参加方法]
7月19日 (火)より販売される入場券を購入することで参加可能です。
※前売制ですので、当日券の販売はございません。
限定1000人、チケットの価格は1枚3,000円
[内容]
日本酒Lovers神戸2016では、兵庫県の日本酒だけではなく、山口県の銘酒「獺祭」や新潟県の銘酒「謙信」など全国各地の日本酒を楽しむことができます。
食べ物の持ち込みは出来ませんが、会場内には日本酒に合う料理をキャッシュオンにて提供しており、お酒の飲めない方でも楽しめるよう、ノンアルコールの飲み物のみ持ち込み可能となっています。
また、いくつかの蔵元では仕込み水の提供も行われておりますので、この機会に飲み比べてみてはいかがでしょうか。
一般的な日本酒イベントでは、子ども連れの入場を固くお断りしているところも多々ありますが、日本酒Lovers神戸2016では、お子様は入場料無料で参加することができますので、家族で楽しむことができます。
ただ、気に入った日本酒を見つけてもその場で購入することができないのがデメリットとなっており、気に入ったお酒を見つけたら銘柄を忘れないようにメモしておきましょう。
今回は関西地方で開催されている日本酒イベントについてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
滋賀県・京都府・兵庫県の1府2県では、毎年様々なイベントが開催されています。
今回ご紹介させて頂いた3つのイベントは、既に終了しておりますので、次回の開催日が気になる方は、公式ホームページをこまめにチェックされることをオススメします。