香川県・徳島県・愛媛県・高知県の日本酒イベント

香川県・徳島県・愛媛県・高知県の4県から成る四国地方は、温暖な気候と巨大な山々から流れ出す伏流水を用いた繊細で力強い酒質を持つ日本酒造りが行われています。

四国地方では、地元産の酒米を使用することに強いこだわりを持っており、大吟醸酒を醸す際は兵庫県内で生産された山田錦を用いることが一般的なのですが、この地域では地元で栽培された山田錦やこの地方特有の酒米「オオセト」などを用いて大吟醸酒を醸すのが定番となっており、独特な香りや味わいを持つ大吟醸酒として日本酒愛好家や地酒ファンのあいだで有名です。

四国地方では、他にも地域の蔵元が農家の方々として勉強会や特別栽培を行うなど、日本酒の原材料となる酒米に対して真摯に取り組んでおり、四国地方の日本酒を飲むとその強い想いを感じ取ることができます。

ですが、四国地方の日本酒は他の地域に比べると認知度も低いため、どういった特徴の日本酒なのかをご存知無い方も大勢いらっしゃいます。

そこで、今回は香川県・徳島県・愛媛県・高知県の4県で醸されている日本酒が登場するオススメの日本酒イベントをご紹介します。

香川県で開催されている日本酒イベント

四国地方の北東部に位置する香川県は、かつて讃岐国と呼ばれていました。

香川県内には、およそ7蔵元が存在しており、県内酒造好適米「オオセト」や「さぬきよいまい」を用いた日本酒造りが積極的に行われています。

海の幸と山の幸に恵まれたこの地域では、酒造りに阿讃山脈の清く美しい水を用いており、うどんとの相性抜群な柔らかな飲み口が印象的な淡麗甘口タイプのお酒となっています。

香川県といえば、やはり川鶴酒造の「川鶴」や綾菊酒造の「綾菊」などが有名ですよね。

ですが、香川県の日本酒を飲んだことのない方に香川の地酒をご紹介するのはとっても難しいことですよね。

そこで、香川県の日本酒を堪能できるオススメのイベントをご紹介します。

四国×酒国 2016 ~酒蔵ワンダーランドon大阪

[開催日時]

6月5日 (日)

[場所]

西梅田スクエア

[参加方法]

受付にてチケットを購入することでイベントに参加することができます。

※チケット購入者には特製お猪口をプレゼント

[内容]

香川県をはじめ、四国4県が大阪府に集結する「四国×酒国 2016」は、2013年から始まったイベントであり、今年で3回目となるビックイベントです。

四国中の酒蔵が大阪へ集結し、各蔵元自慢のお酒200種類以上を飲み比べることができます。

さらに、四国4県の食材を活かした名物料理やよさこい踊りに阿波踊りなどの伝統行事も披露されるため、まるで本当に四国地方へ旅行に来ているかのような気分を味わうことができます。

この機会に香川県をはじめ、四国4県の魅力溢れる日本酒イベントに参加してみてはいかがでしょうか。

徳島県で開催されている日本酒イベント

四国山脈や讃岐山脈より流れ出る水を用いた日本酒造りが行われている徳島県は、吉野川や那賀川流域を中心に県内におよそ25蔵元が存在します。

昼夜の気温差が激しく、日当たりと風通しの良い山麓には棚田があり、この棚田で栽培されている酒米と連々と受け継がれてきた杜氏の業によって、この地方でしか味わう子のできない「阿波の酒」は、多くの日本酒愛好家や地酒ファンを虜にしています。

近年、徳島県で生産されている山田錦が「阿波山田錦」という愛称で呼ばれており、とっても評判です。

さて、徳島県といえば、本家松浦酒造場の「鳴門鯛」や芳水酒造の「芳水」などが有名ですよね。

ですが、徳島県には他にも素晴らしい銘酒がたくさんございますので、今回は徳島県の蔵元が一堂に集結するオススメの日本酒イベントをご紹介します。

四国酒まつり 夏の陣

[開催日時]

7月30日 (土) 12:00~16:00

※小雨決行

[場所]

三好市池田町駅前通り ふらっとスクエア

[参加方法]

チケットを購入することで参加することができます。

・前売り券:1,000円 (50mlカップで7杯試飲)

・当日券:500円 (50mlカップで3杯試飲)

※前売り券の販売は、7月1日からとなっています。

購入場所は、JR四国の駅のみどりの窓口・ワープ支店、阿波池田商工会議所となっています。

[内容]

四国酒まつり 夏の陣は、ずらりと並ぶ四国の銘酒の中から気になるお酒を試飲することができる日本酒イベントです。

50mlのカップ1杯ごとに係員からスタンプを1回押されます。これが規定数を迎えたら試飲ができなくなるのでご注意ください。

青空の下で清涼感溢れる夏酒をクイッと飲むのは、とっても気持ちの良いものですよね。

四国酒祭り 夏の陣では、日本酒の試飲のみ有料となっておりますが、元大使館料理人考案の創作料理やジャンル不問の蚤の市、四国内のステキなお店が集まる街角マルシェなど様々なイベントが同時に開催されるため、お酒が苦手な方や幼いお子様がいらっしゃる親御さんも十分に楽しむことができます。

また、このイベントには、全国初のLEDの光を活用した新酵母仕込みの日本酒も試飲することができますので、日本酒愛好家や地酒ファンにもオススメです。

参考:四国酒祭り 夏の陣

愛媛県で開催されている日本酒イベント

隠れた酒処として知られる愛媛県は、県内におよそ40蔵元存在しており、四国山地の豊かな伏流水と県産酒造好適米「松山三井」や「しずく媛」を用いた醸造が行われています。

古くから愛媛県の酒は「伊予の女酒」と呼ばれており、瀬戸内・宇和海で獲れる海の幸と相性抜群な優しい甘みと旨味を持つ日本酒として女性から高い人気を誇ります。

愛媛県といえば、松田酒造の「宮乃舞」や八木酒造部の「山丹正宗」などが有名ですよね。

ですが、他にも愛媛県には女性から高い支持を得ている人気の日本酒がたくさんあります。

では、愛媛県の地酒を思う存分味わうことができるオススメの日本酒イベントをご紹介します。

ほろよいフェスタ2016

[開催日時]

10月1日 (土) 18:00~

※受付開始は17:00からとなります。

[場所]

松山市堀之内 城山公園

[参加方法]

参加申込書に必要事項を明記し、会費4,000円 (税込)を支払うことで参加することができます。

※先着1,500名限定のイベントですので、参加ご希望の方はお早めに申し込みましょう。

申込締切は9月25日 (日)ですので、お忘れなく。

[内容]

ほろよいフェスタ2016には、愛媛県内にある16蔵元が山城公園に集結し、蔵元自慢の逸品を試飲してもらうための日本酒イベントです。

このイベントには、八木酒造部などの有名な蔵元も参加しており、気になる銘柄を発見したらどんどん飲んでゆきましょう。

また、イベント会場には愛媛県のご当地グルメも多数用意されており、天然鮎の一夜干しやじゃこ天などはお酒のおつまみにピッタリです。

チケットには1,000円の金券が付いているのですが、このイベントに何度か参加されている方々もこのシステムはよく分かっていないそうです。

しかし、愛媛の美酒と美食が味わえるまたとないイベントのため、日本各地から日本酒愛好家や地酒ファンが集まってくるので、この機会にあなたも参加してみてはいかがでしょうか。

参考:愛媛県酒造協同組合 ”ほろ酔いフェスタ16″

高知県で開催されている日本酒イベント

四国地方で最も酒好きの多い県として有名な高知県には、県内におよそ18の蔵元が存在します。

高知県の日本酒は、清々しい旨味を持つ辛口タイプが多いのが特徴です。

「吟の夢」「風鳴子」「土佐錦」といった県産酒造好適米と温暖な気候ならではの独特な醸造方法によって生み出される淡麗辛口の地酒は、新潟県や富山県と並び絶大な人気を誇ります。

高知県といえば、司牡丹酒造の「司牡丹」や酔鯨酒造の「酔鯨」などがとても有名ですよね。

では、高知県の銘酒を堪能できるオススメの日本酒イベントをご紹介します。

酒の国 土佐の地酒を楽しむ夕食会

[開催日時]

第1回:12月17日 (土) 18:30~20:30

第2回:2017年1月21日 (土) 18:30~20:30

[場所]

高知ユースホステル・酒の国共和国

[参加方法]

開催日の前々日までに申し込みを行い、食事代とお酒代を支払うことで参加することができます。

価格は以下のとおりです。

・宿泊者:各3,500円

・宿泊者以外:各3,800円

[内容]

酒の国 土佐の地酒を楽しむ夕食会は、高知県で醸されている日本酒を季節を感じながら味わってもらうためのイベントです。

2016年に開催された夕食会では、酒造メーカーの社長さんや杜氏さんにお越しいただき、魅力溢れるお話で会場を盛り上げてくださいます。

では、今年最後のイベント内容と来年一発目のイベント内容をちょっぴりご紹介したいと思います。

12月に開催される第125回の夕食会には、無手無冠酒造の製造を担当されていらっしゃる佐竹さんをお招きし、無手無冠酒造のお酒を嗜みながら、佐竹さんのお話を伺うというイベントになります。

1月に開催される第126回の夕食会は、高知県内で最も大きな酒蔵として知られる土佐鶴酒造の杉本常務にお越しいただき、清酒土佐鶴を堪能して頂きながら、様々なお話を伺うというイベントになります。

なかなか触れ合うことのできない日本酒造りの関係者のお話を聞いてみたいという方は、参加してみてはいかがでしょうか。

今回は四国地方4県で開催されているオススメの日本酒イベントを4つご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

ご紹介させて頂いたイベントの中には、既に終了しているものもございますので、次回開催は主催者公式ホームページをご確認ください。

香川県・徳島県・愛媛県・高知県それぞれの地域で醸される日本酒は、その地域独特の香りや味わいが色濃く表れており、どれが1番美味しいのかと聞かれても選ぶことが出来ません。

この機会に四国4県の絶品清酒を飲み比べてあなたの好みの銘柄を探してみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする