オススメ夏酒|美丈夫特別純米酒

日本酒は“冬”のイメージが強いため、夏の日本酒消費量は他のアルコール飲料と比べるとかなり低く、初秋の「秋上がり(ひやおろし)」が発売されるまで、とても苦しい状態となります。

そこで、日本各地の蔵元さんたちは“暑い夏でも飲みやすい日本酒”を考案し、津々浦々で催されているイベントに積極的に参加することで、各種メディアに取り上げられるようになり、いつしか「夏酒」の愛称で親しまれるまでに知名度を高めていったのです。

さて、そんな夏酒ブーム真っ只中の日本ですが、この夏日本酒に初挑戦しようとお考えの方にとって、4万から5万種類もあるお酒の中から自身に合うものを探すのはとても困難なことです。

そこで、今回は日本酒初心者の方にオススメの夏酒、有限会社濱川商店の「美丈夫特別純米酒・特熱本醸造酒」をご紹介します。

有限会社濱川商店とは?

有限会社濱川商店は、高知県安芸郡田野町にある明治36年創業の老舗蔵元です。
創業当時は創業者である濱川金太郎氏が浜辺に飛来した2羽の丹頂鶴に出会ったことにちなんで「濱乃鶴」という銘柄の日本酒を醸していたのですが、五代目・濱川尚明氏によって「濱乃鶴」から「美丈夫」へと仕込み直され、社名も「濱川商店」へと変更されました。
現在、濱川商店で醸されている日本酒のほとんどが特定名称酒であり、高品質のお酒を造るために「少量仕込み」かつ「低温発酵」を徹底しており、さらに上槽後も出荷まで一切手を抜かずに品質管理を行っています。
仕込みには、日本三大美林のひとつである魚梁瀬杉(やなせすぎ)の奥深くより流れ来る奈半利川の伏流水を用いており、辛口ながらもはんなりとした甘みが感じられる、芳醇で柔らかく後切れの良い清酒となっています。

美丈夫の誕生秘話

昭和47年にどの蔵元よりも純米酒を商品化した濱川商店は、多様化と高級志向の消費者を納得させるべく、新たな日本酒の開発に着手したと言います。
しかし、このころの市場は普通酒が全盛だったため、5代目・濱川尚明氏が吟醸酒造りに着手したのは、いまから20年前ほど前からなのだそうです。
当時は小さな蔵元が手に入れられる酒造好適米は限られていたため、吟醸酒を醸すために必要なお米を手に入れるのは、とても困難なことでした。ですが、5代目・濱川尚明氏は“美味しい酒を造りたい”という一心で、お米を探し続け、造りを模索し、様々な想いや運命的な出会いによって遂に「美丈夫」が完成したのです。
ちなみに、美丈夫とは、男らしくて風采の立派な男性という意味であり、現代風にいうと、美青年やイケメン、二枚目、男前、伊達男という言葉が近いのではないでしょうか。

夏酒「美丈夫特別純米酒・特熱本醸造酒」の紹介

高知県安芸郡にある濱川商店より販売されている夏酒「美丈夫 特別純米酒 夏酒」と「美丈夫 特別本醸造 夏酒」は、それぞれ異なる魅力を持っている日本酒です。
では、それぞれの特徴についてご紹介したいと思います。

美丈夫 特別純米酒 夏酒

松山産の松山三井を60%まで磨き上げ、低温でじっくりと醸した淡麗辛口タイプの特別純米酒「美丈夫 特別純米酒 夏酒」は、新鮮な酸味とふっくらとした旨味のこの上ない巧みなバランスが、爽快な後切れの良さと相まって飲み飽きしない非常に口当たりの良いお酒となっています。
まさに“スキッと爽快”という言葉のとおり、単なる淡麗辛口ではなく爽やかな風味が楽しめる日本酒ですので、食中酒にピッタリです。
気温35度を超える真夏日に飲みたくなる季節限定酒と言えるでしょう。

美丈夫 特別本醸造 夏酒

「美丈夫 特別純米酒 夏酒」と共に濱川商店より夏季限定で販売されている「美丈夫 特別本醸造 夏酒」は、“旨い食中酒”をコンセプトに醸された新感覚な特別本醸造酒です。
使用されている酒造好適米は、特別純米酒と同じく、ここ数年全国各地の酒造家たちのあいだで人気急上昇中の松山産・松山三井であり、こちらの酒米を吟醸酒規格の60%まで磨き上げ、軽快な口当たりとキリリとした鋭いキレを持つたいへん飲みやすいお酒になるよう仕込んでいます。

スッキリとした爽やかな酸味と後切れの良さを持っておりますので、コンセプト通り、食中酒にピッタリな日本酒です。

ちなみに、美丈夫 特別純米 夏酒のラベルには「金魚」、美丈夫 特別本醸造 夏酒のラベルには「川魚」が描かれています。

今回はオススメの夏酒「美丈夫特別純米酒・特別本醸造酒」をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。日本酒初挑戦の方でも安心して召し上がれるスッキリ爽やかな夏酒「美丈夫特別純米酒・特別本醸造酒」は、帰郷の際の手土産や自宅に友人を招いてサマー
ホームパーティを開催する際にピッタリのお酒ですので、この機会に是非1本、いや2本購入し、素敵な夏の思い出を作ってみませんか。

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