夏場の日本酒消費量拡大を目指して誕生した“夏酒”ですが、長野県今井酒造の「風の露 夏酒」や茨城県吉久保酒造の「一品 超辛口純米」など様々な夏酒が販売されており、何を購入したら良いのか悩んでいるという方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回はこの夏オススメの夏酒、株式会社佐浦の「純米夏酒浦霞」をご紹介します。
株式会社佐浦とは?
純米生酒浦霞を販売していらっしゃる株式会社佐浦は、宮城県塩竈市本町に本社蔵を構える1724年創業の老舗蔵元です。
佐浦の酒銘「浦霞(うらかすみ)」は、歌人であり、鎌倉幕府第3代将軍でもあった源実朝が、古より歌枕の地として知られる宮崎県塩竈の地で詠んだ「塩竈の浦の松風霞むなり 八十島かけて春や立つらむ」という歌より命名されたと言われています。
この歌には「塩竈の海を優しく風が吹き渡り、まるで霞がかかっているかのようだ。湾内に浮かぶ島々にも一斉に春が訪れたのであろうか。」という意味が込められており、佐浦では、浦霞の名に恥じぬよう、ほんのりとかすかに明るい春の景色が眼前に浮かんでくるような味わいを目指し、丹精込めて丁寧に醸しています。
現在、佐浦の浦霞は、宮城県の銘酒としてその名を日本各地に轟かせており、海外にもファンがいるほど、有名な清酒となっています。
純米夏酒浦霞のご紹介
2016年7月9日に発売された佐浦の夏酒「純米夏酒浦霞」は、原材料に“まなむすめ”を使用し、65%まで磨いた爽快で快いまでに軽やかな甘みとお米の旨味が感じられる日本酒です。
実際に飲んでみると、グラスから清々しい果実香が控えめに香り、くちに含むと優しい酸味がヒョッコリと顔を出し、程好いうま味が感じられます。後味はキレが良く、非常にバランスの良い銘酒であることがすぐに分かります。
また、佐浦の酒銘「浦霞」は、Classic and Elegant(品格のある日本酒)を目指して醸されておりますので、日本酒独特のほどよいお米のうま味や香り、味わいの調和が絶妙なまろやかで上品な味わいが特徴のお酒であり、飲み飽きせず、ほのぼのとした心地良い酔いを楽しむことができます。
今回はオススメの夏酒「純米夏酒浦霞」をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
佐浦では、純米夏酒浦霞の他に、もう1本「純米生酒浦霞」という日本酒を毎年5月中旬より出荷を始めており、ジューシーなイチゴを思わせる甘酸っぱい香りと爽快な甘み、弾けるようなサッパリとした感触が心地良いと若い女性を中心に高評価を得ています。
この夏、佐浦の夏酒で楽しい夏の思い出を作ってみませんか。