女性や高齢者はお酒が弱いって本当?

お酒は成人を迎えている方ならば老若男女問わず誰でも飲酒することができます。
ですが、よく「女性はお酒に弱い」や「年を取ると酔いがまわりやすくなる」と聞きませんか。

なぜ、女性は男性よりもお酒に弱く、年を取ると酔いがまわりやすくなるのでしょうか。

女性が男性よりもお酒に弱い理由

女性は男性と同じ量のアルコールを摂取し続けた場合、男性のおよそ1/2の期間で肝障害を引き起こしたり、アルコール依存症になる可能性があります。

これは、男性よりも女性の方が、体重が軽く、アルコールの処理能力に乏しいのが理由だと言われていますが、他にも男性に比べて身体の水分量が少なく、血中アルコール濃度が上がりやすいからなど様々な理由が挙げられています。

また、妊娠中の女性の場合、アルコールを摂取すると子宮内壁と胎児の間にある胎盤を通じてアルコールが直接胎児へと送られ、知能障害や精神発達の遅れ、低身長及び低体重などの発達障害や顔面形成不全など胎児性アルコール症候群を引き起こす危険性があり、最悪の場合、流産や早産、分娩異常を引き起こす可能性もあります。

これらの影響は妊娠3ヶ月以内の妊婦が飲酒した場合に起こる場合が多いと言われておりますが、この時期は妊娠しているかどうかを見極めるのに非常に難しい時期でもありますので、女性の方が飲酒される際はお気を付けください。

年を取ると酔いがまわりやすくなる理由

年を取ると酔いがまわりやすくなったと感じる理由は、年齢と共にアルコールの代謝能力が弱まり、若い方よりも血中アルコール濃度が上昇しやすくなるため、酔いがまわりやすくなります。

そのため、若い頃と同じ量のアルコール飲料を摂取し続けてしまうと、いつの間にか依存症になっているという高齢者の方も少なくありません。

年齢を重ねるごとに少しずつ飲酒量を減らしてゆく努力が必要です。

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