二日酔いの治し方

成人を迎えた老若男女ならば誰もが1度は経験していると言われる二日酔いですが、1度味わうと自己嫌悪に陥り、2度と二日酔いにならないようにしようと心に誓うのですが、なぜか二日酔いになってしまうという方も大勢いらっしゃるかと思います。

そこで、今回は辛い二日酔いの治し方についてご紹介致します。

二日酔いにはコーヒーがオススメ?

二日酔いの原因には、アデノシン・脱水症状及び頻尿・低血糖症・アセトアルデヒド・胃の塩酸分泌・酸素不足・メタノールの7種類あり、それぞれ症状が異なります。

日本酒の場合、アデノシンによる二日酔いになる方が多く、アルコールやアデノシンなど血管を拡張させる働きを持つ成分が豊富に含まれているため、血管の拡張時間が長く続き、血管に炎症が生じます。これがアデノシンによる二日酔いの症状です。

アデノシンが原因の二日酔いの対処法は、血管を収縮させる効果を持つカフェインやセロトニンを摂取するのが一般的ですが、実はアルコールとカフェインを同時に摂取してしまうと判断力の低下に繋がるため、体内にアルコールが残っているときはコーヒーや紅茶などカフェインが含まれる飲食物の摂取は控えましょう。

どうしてもコーヒーを飲みたいという場合は、ズキズキとした頭痛以外の症状が現れているとき以外は身体からアルコールが抜けるまで待ってから飲むようにしてください。

また、アデノシンタイプの二日酔いでも濃いコーヒーを飲んでしまうとカフェインの利尿作用によって体内のアルコール分と共に水分も排尿されてしまうため、アルコール濃度が薄まらないという可能性もあります。

コーヒーを飲む際は水も一緒に飲むようにしましょう。

二日酔いを朝食で治す方法

二日酔いで食欲が無いという方も多いかと思いますが、なんと朝ごはんで辛い二日酔いを治す方法があります。
では、朝ごはんによる二日酔い改善方法をご紹介します。

【梅干し入りのお粥】
消化の良いお粥は、アルコールによってダメージを負った胃にも優しい食べものです。
そこに肝機能を向上させる働きや疲労回復作用を持つ梅干をトッピングすることで二日酔いを改善することができます。

【フルーツ】
アルコールの分解で疲れ切った肝臓のダメージを回復することができるビタミンCは、解毒作用も含まれておりますので、体内に残ったアルコールの分解もサポートしてくれます。
特にグレープフルーツや柿は肝臓を元気にする効果がありますのでオススメです。
食べにくいと感じる方はビタミンたっぷりのサッパリしたフルーツを摂取するようにしましょう。

トマト

トマトには、血中アルコール濃度を低下させる作用があることが近年の研究によって明らかにされており、トマトを朝に食べることで酔いを覚まさせることができます。
生のトマトを食べるのが辛い場合は、トマトジュースを飲むのもオススメです。

カレー

「コッテリしていて食べられないよ」という方も多いかと思います。実はカレーには二日酔いを軽減するスパイスがたっぷり含まれており、さらにスパイシーな辛味で食欲増進効果も得られるので二日酔いをいち早く改善したい方にはオススメです。

他にも肝臓の解毒に効果的な卵を使った雑炊やアルコールの消化をサポートする働きを持つ生姜をたっぷり使ったにゅうめんなどもオススメです。

今回は二日酔いの治し方についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

二日酔いにならないように事前に対策を取っておくことも大切ですが、二日酔いになってしまった場合の正しい対処法を知っておくことで速やかに症状を改善し、周囲の方々に衛迷惑をかけないようにすることが重要です。

正しい日本酒の飲み方を学ぶ前に二日酔い後の正しい対処法を学んでおきましょう。

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