かつて「天下の台所」と呼ばれていた大阪府は、江戸時代中頃までは池田や堺を中心に日本酒造りが盛んに行われていたと言います。
現在は淀川流域や和泉地区を中心におよそ15蔵元が存在し、古くから北摂・河内・泉州は銘醸地として有名です。
軽快でスッキリとした飲み口と奥深い味わいが楽しめる日本酒が多く、大阪府のご当地グルメとの相性も抜群です。
大阪府といえば、やはり西條の「天野酒」や秋鹿酒造の「秋鹿」などが有名ですよね。
ですが、上司へのプレゼントに大阪府のお酒をチョイスするならば、実際にあなた自身で味わってから贈るのが1番です。
そこで、今回は大阪府内にある蔵元が集結するオススメの日本酒イベントをご紹介します。
大阪府で開催されている日本酒イベント
大阪府酒造組合・日本酒の日にみんなで乾杯しよう2016
[開催日時]
10月1日 (土) 17:00~19:00
※受付開始は16:30からとなっています。
[場所]
大阪府大阪市中央区天満橋京町1-1-7F 大阪キャッスルホテル特設会場
[参加方法]
8月16日 (金)~9月29日 (木)までPassMarketにて販売されているチケットを購入することで20歳以上の方ならば誰でも参加することが可能です。
ただし、支払方法はコンビニ決済 (別途手数料&支払期限あり)・クレジットカード決済のみとなります。
[内容]
大阪府酒造組合主催の「日本酒の日にみんなで乾杯しよう2016」は、江戸の酒徒から“純で濁らず、香りの良さとコクが身上”と称えられた富田酒で有名な清鶴酒造や平成15年10月より全量純米酒の蔵となった秋鹿酒造など大阪府内に存在する数多くの蔵元たちが渾身の力作を提供してくれる日本酒イベントです。
17:30には、メインイベントである全国一斉乾杯が行われ、乾杯後には料理の提供が開始されます。
当日受付で渡される抽選番号は、イベントの最後に行われる、各蔵持ち寄りのステキな景品が当たる抽選会で使用しますので、無くさないように注意しましょう。
大阪府内にある各蔵の渾身の清酒を飲み比べ、この機会にあなたに合うお酒を探しながら上司への贈り物にピッタリな銘柄を探してみてはいかがでしょうか。
三重県で開催されている日本酒イベント
日本有数の美食大国として知られる三重県では、県産「山田錦」や「雄町錦」、「富の香」などの酒造好適米も非常に品質が高く、様々な清酒酵母も開発されており、高品質で和洋折衷いかなる料理にも合う多様なタイプの日本酒が揃っています。
三重県の日本酒は、全体的に濃醇甘口が多いのですが、名張 (伊賀)地方の日本酒は淡麗タイプが多いと言われています。
さて、三重県といえば、やはり宮﨑酒造の「宮の雪」や若戎酒造の「若戎」、木屋正酒造の「而今」などが有名ですよね。
ですが、三重県の地酒を上司への贈り物にする場合、1度はあなた自身でその日本酒の香味をしっかり把握しておく必要があります。
そこで、日本酒初心者の方にオススメしたい三重県内にある日本酒を試飲できるイベントをご紹介します。
三重の酒を楽しむ会
[開催日時]
9月16日 (金)
昼の部:14:00~16:30 ※入場は16:00まで
夜の部:17:30~20:00 ※入場は19:30まで
[場所]
ホテルグリーンパーク津6F 安濃・伊勢の間
※JR・近鉄津駅東口からホテルへ向かってください。
[参加方法]
・満20歳以上の方限定
・昼の部:定員300名 / 夜の部:定員700名
※定員制・完全入れ替え制のイベントですので、定員に達した時点で入場券の販売が終了となります。
・入場券は3,000円/人
※特典としてオリジナルきき猪口プレゼント
・前売り入場券の販売も行われますので、こちらの日本酒イベントに絶対に参加するぞという方は、8月17日(水)より津駅ビルチャム1F (株)マスダにて販売されますので、事前に購入しておくことをオススメします。
[内容]
三重の酒を楽しむ会では、三重県内の各蔵元の日本酒を試飲することができます。
参加蔵元は、中・南勢から寒紅梅酒造や元坂酒造をはじめとした8蔵元、伊賀からは若戎酒造や大田酒造をはじめとした5蔵元、北勢からは宮﨑酒造や伊藤酒造をはじめとした10蔵元がそれぞれ参加しています。
ちなみに、おつまみは前年度より1品増えた5種類となっています。
会場外への出品酒などの持ち出しや会場内への飲食物の持ち込みは禁止されておりますので、参加される方はマナーを守って参加しましょう。
また、気になった銘柄のお酒を発見したらメモを取れるよう、筆記用具を持ってゆくと便利ですよ。
参考: 三重県酒造組合 イベント情報
奈良県で開催されている日本酒イベント
ふくらみのある豊かなコクを持つ日本酒を醸している奈良県は、国内最古の銘醸地として知られており、奈良・桜井・吉野を中心におよそ40蔵元存在します。
奈良県といえば、やはり今西清兵衛商店の「春鹿」や北岡本店の「やたがらす」などが有名ですよね。
なかでも吉野・生駒山系の伏流水と大和平野で生産されている上質な酒米を用いて醸された日本酒は、スッキリ爽快な味わいが楽しめるため、たいへん飲みやすく、日本酒初心者の方でも比較的安心して飲むことができます。
日本酒初心者の方でも比較的安心して飲むことができる奈良県のお酒ですが、もっと奈良県のお酒のことを知りたいという方のために、オススメの日本酒イベントを紹介します。
やたがらす感謝祭2016
[開催日時]
11月20日 (日) 10:00~15:00
[場所]
奈良県吉野郡吉野町上市61 清酒やたがらす醸造元 株式会社 北岡本店
[参加方法]
参加費・予約一切不要な誰でも自由に参加することができる日本酒イベントです。
ただし、駐車場がありませんので、公共交通機関を使って来場するようにしましょう。
[内容]
北岡本店主催の「やたがらす感謝祭」は、日本酒愛好家や地酒ファンのあいだではたいへん有名な日本酒イベントのひとつです。
このイベントでは、
・新酒の量り売り
・利き当て
・真心のこもった温かなお食事ブース
・1杯から楽しめるショットバー
・もちつき&振る舞い餅
・ハズレ無しの抽選会
・北岡本店自慢の逸品の試飲販売
といった様々な企画が用意されています。
特にこのイベントに参加した方しか購入することが出来ない限定酒は、日本酒好きの方ならば喉から手が出るほど欲しい酒と言われています。
また、試飲をしながらお気に入りの日本酒が購入できるため、あなたに合ったお酒を探したり、上司へのプレゼントにどの銘柄がオススメなのかと蔵人さんに訊ねることもできますので、日本酒初心者の方にもオススメのイベントとなっています。
この機会に北岡本店へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
参考:株式会社北岡本店
和歌山県で開催されている日本酒イベント
紀伊山地の豊かな水と上質な酒米を用いり多種多様な日本酒を醸している和歌山県では、和歌山・南海周辺と紀ノ川流域を中心におよそ20蔵元が存在します。
和歌山県は温暖な気候のため、日本酒造りには不向きな地域と思われがちですが、この地で醸される日本酒は旨味とコクのある濃醇甘口タイプの酒となり、幅広い世代の方々から人気があります。
さて、和歌山県といえば、梅の産地のため梅酒を頭に思い浮かべる方も多いと思いますが、全国的に名の知れた清酒ブランドもいくつかございます。
たとえば、田端酒造の「羅生門」や名手酒造店の「黒牛」などは江戸時代から続く老舗酒蔵として知られており、世界にも愛好家がいるほどです。
さて、そんな数ある和歌山県の銘酒から上司への贈り物を探すのは、骨が折れますよね。
そこで、和歌山県内の12蔵元が一堂に集結する日本酒のビックイベントであなた好みの日本酒を探しつつ、上司への贈り物にぴったりなお酒を探してみてはいかがでしょうか。
和歌山県第2回 3,000人一斉地酒で乾杯! 和歌山県の地酒を楽しむ会
[開催日時]
10月1日 (土) 17:30~20:00
[場所]
・ホテルグランヴィア和歌山6F 「ル・グラン」
・このイベントに関するポスターのある和歌山県内の飲食店
※なお、こちらのイベントは、4会場・旅館2か所・飲食店161店舗同時に開催されますので、ポスターを見かけたら参加してみてはいかがでしょうか。
[参加方法]
参加費用6,000円を持参してホテルグランヴィア和歌山へ向かう、もしくは、イベント当日にポスターが貼られている和歌山県内の飲食店へ行くなど。
[内容]
ホテルグランヴィア和歌山にて開催される「和歌山県の地酒を楽しむ会」では、和歌山県内12蔵元が一堂に集結し、自慢の逸品を振る舞ってくれます。
イベント当日18:00には、日本全国一斉に日本酒で乾杯するビックイベントが企画されておりますので、和歌山県の地酒を楽しむだけではなく、イベントに参加されている方々と気持ちを1つにして、「乾杯!」と叫んでみてはいかがでしょうか。
もし、気に入った日本酒が見つかりましたら、その銘柄をメモしておけるよう、筆記用具を持って行くのがオススメですよ。
参考:和歌山県酒造組合連合会
今回は関西地方で開催されている日本酒イベントを4つご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
大阪府・三重県・奈良県・和歌山県の1府4県で催されているイベントは、どれも大盛況であり、人混みが苦手な方には少々辛いかもしれませんが、日本酒は日本が世界に誇るコミュニケーションツールのひとつですので、この機会に勇気を振り絞って参加してみてはいかがでしょうか。
また、関西地方の日本酒は上司への贈り物としてたいへん人気がありますので、もし気になる銘柄や是非飲んでもらいたい銘柄を発見したら、忘れないようにメモに書きとめておくことをオススメします。
ご紹介させて頂いた日本酒イベントは、既に終了しているため、次回の開催を希望されている方は、主催者の公式ホームページなどをこまめに確認されることを推奨します。