日本の首都である東京都を中心に茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県の1都6県の総称である関東地方では、今でも江戸の“粋”を感じることができる地回りの酒を楽しむことができます。
「あの大都会“東京都”にも蔵元があるの!?」とたいへん驚かれた方も多いと思いますが、多摩川流域と北区におよそ10蔵元が存在し、通年を通して様々な日本酒イベントが開催されています。
もちろん、東京都だけではなく近郊の県でも魅力的な日本酒のイベントが開催されておりますので、今回は関東地方茨城県・栃木県・群馬県で催されているオススメの日本酒イベントをご紹介します。
東京にお住まいの方にとってはちょっとしたお出かけにもちょうどよい距離感ですので、ぜひチェックしてみてください。
茨城県で開催されている日本酒イベント
関東地方随一の蔵元数を誇る茨城県は、協会10号酵母発祥の地として有名です。
また、茨城県初のオリジナル酒造好適米「ひたち錦」を使用した純茨城の日本酒の醸造にも力を入れており、柔らかく丸みのある淡麗辛口が楽しめます。
茨城県といえば、やはり府中誉の「渡舟」や須藤本家の「郷乃譽」などが有名ですよね。
そんな茨城県で開催されているオススメの日本酒イベントをご紹介します。
茨城地酒まつり in花やしき2016
[開催日時]
10月7日 (金) 18:30~20:30
※開場18:00~
[場所]
東京都台東区浅草2-28-1 「花やしき (浅草)」
[参加方法]
茨城地酒まつりは定員600名限定ですので、e+などで前売り券4,200円を購入し、開催日当日に花やしきへと向かいましょう。
※入場は20歳以上の方に限ります。
[内容]
茨城地酒まつりでは、
・オリジナルぐい呑み 1つ
・茨城県のうまいもの 4品 (チケット)
・茨城県の地酒 300ml×1本
・オリジナル布製エコバック 1つ
以上、4点が特典としてプレゼントされます。
こちらの日本酒イベントには、吉久保酒造や愛友酒造をはじめ28酒蔵が参加しており、茨城県の地酒を地域ごと・酒蔵ごとに飲み比べることができます。
また、イベント会場には茨城県の地酒と相性抜群なご当地グルメも多数用意されており、特典で頂いたチケット「茨城県のうまいもの」をうまく活用し、あなたにピッタリな酒の肴を見つけてみてはいかがでしょうか。
おいしい・たのしい・うれしいの3拍子揃った楽しいイベントですので、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
参考サイト:茨城県酒造組合
栃木で開催されている日本酒イベント
小山・宇都宮周辺、ならびに那珂川流域を中心におよそ35蔵元が存在する栃木県は、日本酒造りに欠かせない清らかな水源に恵まれた土地として知られています。
日本名水百選にも選ばれた尚仁沢湧水や出流原弁天湧水を用いり、洗練された酒造りを行っている栃木県では、今まで越後杜氏や南部杜氏が中心となって濃醇甘口タイプの日本酒を造っていたのですが、近年は若手蔵元たちによる新たな取り組みも行われており、20代から30代の方々を中心にじわじわと注目を集めています。
さて、若い世代を中心に人気を集めている栃木県の酒といえば、やはり第一酒造の「開華」や小林酒造の「鳳凰美田」などが有名ですよね。
そこで、20代から30代の方々にオススメの栃木県で開催されている日本酒イベントをご紹介します。
栃木の地酒 ささらガーデン
[開催日時]
10月1日 (木) 17:00~20:00
[場所]
ORION-SQUARE (オリオンスクエア)
※詳しいアクセスマップは公式ホームページをご参照ください。
[参加方法]
参加費無料なので、20歳以上ならば誰でも参加することが可能です。
ただし、おつまみの持ち込みは可能ですが、酒類の持ち込みは禁止となっておりますのでご注意ください。
また、イベントに参加される方は公共機関を使って会場へ向かいましょう。
[内容]
栃木の地酒 ささらガーデンは、1978年に制定された「日本酒の日」にちなんだイベントであり、10月1日 19:30に全国一斉に日本酒で乾杯するというのが本来の目的となっています。
この日本酒イベントの主催者である日本酒造組合中央会では、公式ホームページ上のUSTREAMにて19:30~20:00まで会場を生中継し、イベントに参加することが出来なかった方も楽しめるように工夫されています。
もちろん、このイベントはささらガーデンに足を運ばなくても参加することができ、「全国一斉日本酒で乾杯!」公式ホームページ内にある「乾杯投稿フォーム」よりみんなで乾杯している画像を投稿したり、公式facebook・Twitter・Instagramにて乾杯画像を投稿し、参加することができます。
ささらガーデンでは、全国一斉日本酒で乾杯が始まる19:30まで栃木県自慢の銘酒を堪能することができますので、好みの日本酒を探したり、利き酒したりと恋人やお友だちとワイワイ楽しむことができます。
お酒の購入方法は、チケット制 (1枚=100円)となっており、余ったチケットは後日栃木県酒造組合アンテナショップ「酒々楽 (ささら)」にて使用することができますので、捨てないようにご注意ください。
日本酒が繋ぐ人との縁をこの機会に感じてみてはいかがでしょうか。
参考サイト:栃木県酒造組合 酒々楽(ささら)
群馬県で開催されている日本酒イベント
群馬県は古くからやや濃醇の中辛口な日本酒を味わうことができることで有名ですが、「群馬KAZE酵母」の誕生により、華やかな吟醸酒も多数醸されるようになり、多くの日本酒愛好家たちから注目を集めている都道府県のひとつです。
群馬県の水質は軟水が多いので、日本酒の味わいもソフトな飲み口が多いのが特徴です。
群馬県の銘酒といえば、やはり島岡酒造の「群馬泉」や永井酒造の「水芭蕉」などが有名ですよね。
では、群馬の銘酒が堪能できるオススメの日本酒イベントをご紹介します。
ぐんまの酒フェスタ 2016
[開催日時]
- 酒販店・飲食店の方
10月12日 (水) 13:00~19:30
※受付終了は18:50
- 一般の方
10月12日 (水) 16:30~19:30
※受付終了は18:50
[場所]
東京交通会館12F 「ダイヤモンドホール」
[参加方法]
- 酒販店・飲食店の方
当日受付にて500円/人・名刺2枚を必ず持参し、業界関係者用受付に渡します。
- 一般の方
前売り券1,500円・当日券2,500円を購入します。
※前売り券はインターネット「e+」にて、10月11日 (火)18:00まで販売していますので、事前に予定を確認してから購入しましょう。
[内容]
群馬県内には前橋を中心とした利根川流域におよそ30蔵元が存在するのですが、こちらのイベントでは、うち18蔵元が参加しており、各蔵元の自慢の逸品を堪能することができます。
多くの方々が参加されますので、稀に品切れしてしまうことがありますので、気になる日本酒を発見したら、遠慮せず試飲することをオススメします。
なお、イベントに参加される方は、事前にしっかりと注意事項を確認してから来場するよう心掛けましょう。
群馬県の地酒を心ゆくまで堪能することができる「ぐんまの酒フェスタ」は日本酒愛好家だけではなく、これから日本酒を始めようという方にもオススメですので、1度参加されてみてはいかがでしょうか。
参考サイト:群馬県酒造組合
今回ご紹介させて頂いた日本酒イベントですが、本年度の開催は既に終了しております。
次回の開催予定につきましては、公式ホームページをご確認ください。