日本酒の効能|日本酒のすすめ

日本酒は「親父臭い」「悪酔いや二日酔いになりやすい」「癖の強い香りや味わいが苦手」などの理由によって若い世代から人気がなく、国内需要が低迷しつつあります。
しかし、海外では、世界的に有名な名優のロバート・デ・ニーロ氏は日本酒愛好家として知られており、同じく名優のラッセル・クロウ氏は日本へ来日する際は必ず日本酒を嗜むことで有名です。


また、数多くのセレブたちから優れた健康及び美容効果が得られるということで、日本酒の輸出量が右肩上がりとなっています。

そこで、今回は海外セレブたちを魅了する日本酒の優れた効果・効能をご紹介したいと思います。

日本酒の優れた効果及び効能をご紹介!

日本酒の持つ優れた健康に関する効果・効能とは?

皆さんは「酒は百薬の長」や「酒は憂いの玉箒」という言葉をご存知ですか?
「鮭は百薬の長」とは適度な飲酒はどんな薬にも勝る効果や効能を持っているという意味が込められており、「酒は憂いの玉箒」には、酒には心配事や憂いを取り払い、忘れさせてくれる力があるという意味が込められています。

これらの言葉の通り、日本酒には優れた効果及び効能が秘められています。

日本酒には、700種を超える栄養素と100種を超える凄まじい効き目を持つ成分が含有されており、これらの栄養素や成分が含まれている酒類は日本酒以外存在しないと言われています。

日本酒に含まれているこれら数百種の栄養素や成分には、病気の予防や緩和、健康を維持するために必要な物質が含まれていることが近年明らかにされています。
例えば、がん細胞の増殖の抑制及び予防に効果のある抗がん物質の発見やグルタミン酸やシステイン、グリシンから成り立つトリペプチドのグルタチオンによる肝臓への作用、ペプチド結合によってアミノ酸が2個以上結合した化合物のペプチドによる血圧の上昇を抑制させる効能などが挙げられます。

また、日本酒の原材料の1つであるお米を構成している細胞膜の外側を取り囲む細胞壁には「フェルラ酸」という成分が含有されており、アルツハイマー型認知症への治療に有効であることが明らかにされており、1817年にイギリス人医師のジェームズ・パーキンソン氏が発見したパーキンソン病を改善するためのL-DOPAや抗うつ作用の清酒酵母s-アデノシルメチオニン、精神を安定させる効能を持つエチル-4-ハイドロキシン酪酸、血液中のコレステロール値を降下させる効果を持つ水不溶性繊維及び水可溶性繊維やイノシトロールによる働き、さらに免疫グロブリンの生成だけを抑えることが出来るエポキシコハク酸誘導体など科学的な裏付けが行われている有効成分だけでこれだけ存在します。

日本酒には、他にもアトピー性皮膚炎や健忘症、骨粗鬆症などの予防や肥満・高血圧・心疾患・脳血管に関わる病、肝臓病などを予防や糖尿病の緩和などに効果が期待されています。

日本酒に秘められた美容効果及び効能とは?

af9970047373

日本酒の持つ優れた健康パワーは十分にご理解頂けたかと思いますので、続きまして美容関連に関する効果や効能をご紹介します。

夏になるとギラギラ輝く太陽から強烈な紫外線が降り注ぎます。紫外線は目に見えないため、知らず知らずのうちに日焼けやシミ、そばかすなどが生成されてしまいます。

日本酒には、アルツハイマー型認知症を改善させることが出来るフェルラ酸という成分が含有されており、この成分の働きによって紫外線がカットされ、透き通るような美しい素肌を手に入れることが出来ます。さらに、フェルラ酸にはアンチエイジング効果を得ることが出来る抗酸化作用を有しているため、老化の要因となるシワやたるみを改善させることが可能です。

日本酒にはフェルラ酸の他に、保湿効果のある「αGG(アルファ・グリコシルグリセロール)」が含まれており、皮膚などの結合組織中に含まれるタンパク質と結合しコンドロイチン硫酸と共に組織構造の維持及び最近の侵入を防ぐ多糖類のヒアルロン酸や膠原質の生成を促し、さらにアミノ酸と共にお肌のきめや潤いを維持する効能が期待出来ます。

お米のデンプンを糖化させる働きを持つ麹菌には、シミやそばかす、ほくろなどの要因となるメラニン色素を抑える効果があり、美白効果を得ることが出来ます。

よく日本酒を飲むと身体がポカポカ温まってくるという話を耳にしませんか?
これは、アルコールを摂取したことによって、二日酔いの要因となるアセトアルデヒドが生成され、この成分によって血管が広がるため、血液の流れが良くなり、結果、身体の芯から温まることが出来るのです。

酒類の中でも日本酒は身体の表面まで温めることが出来ることが明らかにされており、その理由は日本酒に含有されている「アデノシン」という成分の働きによることが分かっています。アデノシンとは、静脈注射を行った際に引き起こる非常に強い血管拡張物質です。

日本酒には、このアデノシンが豊富に含有されているため、他のアルコール飲料と比べて身体を長時間ポカポカ温めることが出来るうえ、保温効果に優れているのです。そのため、血流の流れが悪くなったことで引き起こる肩こりや冷え性などを改善することが可能です。

他にも日本酒には胃液の分泌を促進させ、消化能力を向上させる働きや麹菌による細胞を活性化させ、老化を予防する効能があります。また、遊離リノール酸にはメラニンの合成を低下させる作用があり、グリセロールにはお肌の角質層に水分を浸透させる効能があり、さらにα-エチルグルコシドには、お肌の角質層の形成を促す働きがあります。

女優たちも実践する日本酒風呂の効能

日本酒は飲用するだけではなく、化粧水や入浴剤の代用品として用いることでも異様効果を得ることが可能です。女優の藤原紀香さんや長沢まさみさん、歌手の松田聖子さんなど美しい女性が挙って行っている日本酒風呂は特にオススメです。

日本酒には健康にも美容にも悪影響を与えるストレスを解消する効果もあります。
身体にストレスがかかると、全身の血管が収縮し、血流が悪くなります。血管が収縮するのは自律神経の1つである副交感神経の末端から分泌される「ノルエピネネフリン」によるものです。
しかし、日本酒に含まれる核酸の1種であるアデノシンの働きによって血管が拡張されると、ノルエピネネフリンによって収縮した血管が拡張され、血液の循環がスムーズに行われるようになるため、ストレスを解消させることが出来ると言われています。
もちろん、ただ飲むだけではなく、適量を寛いだ状態でゆっくりと嗜むことが重要となります。

今回は日本酒に関する健康及び美容効果をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。日本酒に含有されている成分の中でも健康及び美容に多大な貢献をしているペプチドの存在は忘れてはいけません。また、酒類はエンプティカロリーですので、一般的には太りにくい飲料と言われます。しかし、過度な飲酒をしてしまうと、糖質や脂質が蓄積されますし、二日酔いや悪酔いを引き起こす要因となります。
「一杯は人酒を飲む 二杯は酒酒を飲む 三杯は酒人を飲む」という言葉がある通り、自制が聞かなくなるまで飲み続けてはいけないということ念頭に入れておきましょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする