人肌燗にオススメの日本酒

ヒトの体温と同じ温度まで温められた日本酒を「人肌燗」と呼びます。
人肌燗は飲んだ際、ぬるく感じるのですが、お米や麹の香りがふわりと薫り、さらしとした舌触りが特徴の燗酒です。

寒さの厳しい冬の時期よりも肌寒さを感じる早春や晩秋頃に飲みたくなるお酒です。

では、人肌燗にするとおいしいオススメの日本酒をご紹介します。

人肌燗にオススメの日本酒と酒器

【一ノ蔵「ふゆ・みず・たんぼ 特別純米原種 冬期 清水米仕込」】

一ノ蔵より通年販売されている「ふゆ・みず・たんぼ 特別純米原種 冬期 清水米仕込」は、宮城県産のササニシキを100%使用した日本酒です。

一ノ蔵の近くには蕪栗沼があり、その周辺には冬にも関わらず水を張った田んぼが多数あり、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されているほど有名な場所です。

ちなみに「ふゆ・みず・たんぼ」とは、冬期湛水水田のことを表しており、蕪栗沼と共にこの付近の田んぼは毎年冬になるとやってくるマガモの越冬地となっています。

自然環境に恵まれた一ノ蔵では、この素晴らしい自然と共に生きる田んぼで生産されている有機栽培のササニシキと宮城酵母を使って丁寧に醸した特別純米酒は宮城県渾身の銘酒として注目を集めています。

「ふゆ・みず・たんぼ 特別純米原種 冬期 清水米仕込」は、ササニシキの穏やかな旨味と原酒ならではの味わいを思う存分楽しめるキレイな風味が特徴で、冷や(常温)だけではなく、燗酒としてもおいしく召し上がることができるお酒です。
特に人肌燗にして召し上がると、柔らかな口当たりが増し、甘味と旨味がより一層感じられるようになるため、ブルルと肌寒い時期に身体をポカポカと素早く温めることができます。
酒の肴には生牡蠣はいかがでしょうか♪

【福正宗 純米吟醸】

石川県にある福光屋にて醸造が行われている「福正宗 純米吟醸」は、吟醸酒特有の華やかでフルーティーな吟醸香ときめ細やかな味わいが愉しめる日本酒です。
ふっくらとした旨味と爽快な酸味は、冷酒でも冷や(常温)でも燗酒にしてもおいしく召し上がれるマルチな日本酒です。
ですが、吟醸酒などの香り高いお酒は温めると香味が損なわれてしまうため、ひと肌燗もしくはぬる燗にして召し上がるのが良いとされています。
冷酒または冷や(常温)で召し上がる際は、ワイングラスのような口が大きく広がったラッパ型の酒器を使って飲むと吟醸香を逃さず堪能することができます。

福正宗 純米吟醸は白身魚や野菜との相性が抜群ですので、カルパッチョやアクアパッツァ、カマンベールチーズなどと一緒に召し上がり、晩酌を楽しんでみてはいかがでしょうか。

今回は人肌燗にするとおいしい日本酒をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか。
人肌燗は35℃前後とヒトの体温に近く、口に含むとぬるいなと感じる燗酒です。
純米酒や生?系の日本酒を人肌燗にする場合は、口径よりも下部分がふっくらとした形状の和テイストな酒器を選択し、吟醸酒ならば独特の芳香を活かすために口が上に広がっているラッパ型の酒器を選ぶようにしましょう。

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