熱燗にオススメの日本酒

日本で古くから飲まれている燗酒「熱燗」は、アニメやドラマなどでもよく登場しており、名前だけは知っているという方も多いのではないでしょうか。
そのため、熱燗は燗酒の代名詞的存在となっており、今では日本酒初心者の夢とも言われています。

さて、そんな熱燗ですが、日本酒を50℃まで温めて嗜むため、お酒を注ぐと酒器からゆらりゆらりと白い湯気と共にシャープな香りが漂ってきます。そして、ひと口クイッと嗜むとキレの良い辛口の日本酒が口内に広がり、クセになります。
特に本醸造酒や普通酒は熱燗にすると映えると言われており、冬になるとお鍋を囲んで熱燗を嗜む方が増えるそうです。

では、これから熱燗を始めようとお考えの方にオススメの日本酒をご紹介します。

熱燗にオススメの日本酒|日本酒の温度と味の違い

【大山「燗麗辛口 本醸造」】

加藤嘉八郎酒造にて通年販売されている日本酒「大山 燗麗辛口 本醸造」は、熱燗ファンには堪らないお酒です。
大山らしいキレの良いサラッとした飲み口は美しく、燗麗の名に恥じない素晴らしい本醸造酒です。お燗にするとその魅力を堪能することができるため、燗酒ファンの間では有名です。
燗麗辛口 本醸造は燗酒にすると、優しい旨味を感じさせる香りがふわりと立ち、柔和で幅のある調和の取れた味わいが口いっぱいに広がります。そして、後味が驚くほどのキレの良さとなっており、たとえ冷めてしまってもベタつくことはなく、酒質もしっかりしています。
飲み飽きることの無い日本酒ですので、軽快で清々しい辛口タイプの日本酒ですので、熱燗初心者の方にもオススメです。

【信濃錦「燗麗純米」】

宮島酒店にて通年販売されている日本酒「信濃錦 燗麗純米」は、食中酒に最適な旨口清酒です。南信濃地方にある蔵元にて醸造が行われており、熱燗にしてもおいしく召し上がれる純米酒として誕生したお酒ですので、本醸造酒が苦手な方や純米酒で熱燗をしたいという方にオススメです。
信濃錦 燗麗純米には、地元・伊那で生産されている減農栽培の美山錦を100%使用しており、非常に穏やかで柔らかな口当たりとなっています。
ぬる燗や熱燗にしても、その味わいが崩れることはなく、むしろコクが引き立ち、さらにおいしさが増します。
まだ信濃錦 燗麗純米の熱燗を飲んだことの無い方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

【澤乃井「純米 銀印」】

小澤酒造にて販売されている日本酒「澤乃井 純米 銀印」は「お米の旨味を引き出し、コクのある日本酒」をコンセプトに開発された小澤酒造イチオシの清酒です。
純米 銀印に使用されるお米は、岡山県産のアケボノであり、精米歩合を80%とあえて低精白にし、スッキリとした口当たりと濃醇な旨味が広がる渋さMAXのいぶし銀感が感じられるおいしさです。
オススメの燗酒温度は50℃前後の熱燗となっており、おだやかで丸みのある旨味が更にふくらみをもち、深い風味を倍増させます。
純米 銀印を燗酒にしたら、おつまみには味噌田楽や筑前煮、焼き鳥などはいかがでしょうか?

熱燗に適した日本酒は飛び切り燗と同じく本醸造や普通酒がオススメですが、日本酒の種類によっては熱燗に適した純米酒なども存在しますので、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

また、飛び切り燗同様、熱燗にオススメの酒器は端麗辛口タイプの日本酒にオススメの温度が変わらないうちに飲み干せる飲みきりサイズの細身でラッパ型のものが良いでしょう。

そして、チロリなどの燗酒専用の酒器も合わせて用意しておくことも忘れずに!

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