ぬる燗にオススメの日本酒

日本酒には温めた温度によって呼び名が変化します。
今回は40℃前後に温められた日本酒「ぬる燗」についてご説明したいと思います。

ぬる燗とは、徳利を持った際に熱いと感じず、ほんのりと優しいぬくもりを感じることができる日本酒の中でも最も人気の高い燗酒です。

ぬる燗と相性の良い日本酒は、吟醸酒・純米酒・本醸造酒・普通酒などと言われており、フルーティな香りを持つ吟醸酒は温め過ぎると折角の香りが失われてしまうため、ぬる燗にする際はご注意ください。

では、ぬる燗にするとおいしいオススメの日本酒をご紹介します。

ぬる燗にオススメの日本酒|日本酒の温度と味の違い

【開華「特別純米 旨口燗酒」】

第一酒造より冬季限定で販売されている「開華 特別純米 旨口燗酒」は、栃木県佐野の銘醸蔵にて作られている逸品です。
稲の穂を聯想させるふっくらとした香りと柔らかな旨味と気持ちの良い酸味、そして程よい苦みが絶妙なバランスを保っており、しっかりと調和の取れた特別純米酒です。
寒い時期はぬる燗にしてお酒の旨味を増幅させて旨口燗酒にしてお召し上がりください。
また、5種の味が丸く溶け合うため、初めての方でも最後までおいしく召しあがることができるのも魅力的です。

【菊姫「純米 金劒」】

菊姫(資)より通年販売されている「菊姫 純米 金劒」は、兵庫県の吉川町にある特AAA地区で生産されている「酒米の王様」こと山田錦を100%使用した日本酒です。

菊姫の純米 金劒は、とても口当たりのなめらかなお酒と言われており、お米のふっくらとした柔らかな甘みと旨味を心の底から楽しめる石川県を代表する銘酒の1つです。
冷や(常温)でも十分おいしいのですが、ぬる燗・上燗・熱燗と香りと味わいの変化を楽しむのもオススメです。
特にぬる燗は、心地良い熟成香とお米の旨味と甘みがググッと引き出され、コハク酸の旨味によって味に奥行きを持たせてくれます。そのぽったりとした味わいはクセになります。
菊姫の純米 金劒をぬる燗にし、やや甘めの味付けの肉じゃがやすき焼きを肴にして楽しい時間を過ごしてはいかがでしょうか。

【春鹿「さくら 純米」】

今西清兵衛商店から早春にぴったりな日本酒「春鹿 さくら 純米」をぬる燗にして召し上がるはいかがでしょうか。
今西清兵衛商店は、江戸時代の街並みを残す古都・奈良にある老舗蔵です。「伝統とは革新である」をモットーに南部諸白のスピリットを現代に伝え、先進技術による高品質な日本酒を造り続けています。
そんな今西清兵衛商店の「春鹿 さくら 純米」は、まろやかでコクのある甘みと豊醇な旨口酒となっており、穏やかに薫る優しい酒の香りと柔和な舌触りが、まるで奈良の八重桜を彷彿とさせるため、春にぴったりです。
お米本来のほっこりとした優しい甘みも感じられ、深みもあり、後味もキレイなので、たいへん飲みやすい日本酒となっています。奈良県産の「ひのひかり」を100%使用しているので、奈良県の魅力を五感で感じたいという方にオススメです。
ぬる燗にすると、優しい旨味がより一層まるく膨らむので寒い日にいかがでしょうか?

今回はぬる燗にするとおいしいオススメの日本酒をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか。

ぬる燗にして飲む際は、お酒に合わせて酒器を選ぶと良いでしょう。
例えば、吟醸酒ならば香りが活きるようにラッパ型の酒器、お米の風味を直接感じることができる旨味テイストの純米酒や生?系は和を感じさせるデザインで口径より下の部分がふっくらとした酒器がオススメです。

是非、寒い時期には程よく温かいぬる燗で身体をポカポカ温めて、楽しい冬の夜長を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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