社会人となり、毎年お世話になっている方やご無沙汰している方へお中元を贈っているという方も大勢いらっしゃるかと思います。
ですが、なかには受け取った方がどう反応して良いのか分からない残念なお中元となっているケースも多々あり、場合によってはお相手の方を怒らせてしまうということもあります。
特に「踏みつける」や「勤勉奨励」といった意味を持つ品物や香典返しに用いられる品物、目上の方に対しての調味料ギフト、品物の数などお中元やお歳暮には気を付けなければならないことがたくさんございます。
そこで、今回は目上の方に対して贈るとたいへん喜ばれるお中元の贈り物にオススメの日本酒をご紹介したいと思います。
日本で初めて貴醸酒の開発に成功した榎酒造の日本酒ギフト
広島県呉市にある「榎酒造株式会社」は、1897年創業の老舗蔵元です。
榎酒造といえば、日本で最も貴醸酒の醸造に力を入れていることで知られる酒造メーカーであり、現在では無濾過生原酒やにごり酒、大吟醸にオーク樽貯蔵など様々な貴醸酒が誕生しています。
榎酒造の貴醸酒は「華鳩」というのですが、この銘柄の由来は、小学1年生が初めて国語の授業で習う「ハナ」という文字と蔵のある「鳩丘」の「鳩」を並べ、大勢の人々に覚えてもらいたいという思いから「華鳩」と命名されたそうです。
貴醸酒は、元々迎賓館など海外のお客様をお迎えする際、日本酒で乾杯して頂くためのお酒として、国税庁醸造試験場にて開発されたお酒です。
1973年に日本独自の高級酒として佐藤博士らによって開発が行われ、「貴腐ワインに比較される種類の高級な日本酒」として「貴醸酒」と命名されました。
その翌年の1974年、国税庁醸造試験場の製造特許を基に榎酒造が日本で初めて貴醸酒の醸造を始めたのです。
醸造当初は、甘くて色の付いたお酒は日本酒では無いと酷評を受けたのですが、食文化の多様化などによって榎酒造の貴醸酒も受け入れられるようになり、現在では、国内外から高い評価を得ている日本酒となってます。
そんな榎酒造で醸されている貴醸酒は、お世話になった方への贈り物として若い世代の方々からたいへん人気があり、今ではお中元やお歳暮の品として人気があります。
特に「華鳩 貴醸酒オーク樽貯蔵」は、2000年に初めて16年熟成貴醸酒を用いて仕込んだ貴醸酒をオーク樽で大切に貯蔵した「2000年製貴醸酒オーク樽貯蔵」に近い風味を持つようにブレンドを行ったオーク樽貯蔵の貴醸酒であり、スウェーデンにも輸出されています。
スウェーデンに在住の貴醸酒ファンからは「帆立のバター炒めと相性抜群!」と言われており、たいへん人気があります。
熟成貴醸酒は瓶詰めの際に濾過を行っておらず、さらに、樽貯蔵のため澱 (おり)が含まれておりますが、品質には一切問題ありませんのでご安心ください。
高級な美術品のようなボトルに詰められた「華鳩 貴醸酒10年熟成大古酒」は、目上の方への贈り物としてたいへん人気があり、10年以外にも、8年貯蔵や20年熟成大古酒などが販売されておりますが、貴醸酒10年熟成大古酒は、漫画「大使閣下の料理人」などに登場した「貴醸酒16年熟成大古酒」と同じボトルデザインのため、貴醸酒ファンだけではなく、漫画のファンにも人気があります。
飲み終わった後は、キレイに洗ってインテリアとして飾っておけるので、お中元の品物にもピッタリです。
今回はお中元の贈り物にオススメの日本酒「華鳩 貴醸酒オーク樽貯蔵」と「華鳩 貴醸酒10年熟成大古酒」をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
こちら2つのお値段ですが、前者が2,484円 (税込)・後者が5,832円 (税込)となっています。
榎酒造では、他にも「華鳩 山田錦純米大吟醸」や「華鳩 貴醸酒の生にごり酒」などの日本酒ギフトを販売しておりますので、お中元を受け取る方にどのような貴醸酒を飲んで頂きたいのかなどを考えて贈ると良いでしょう。
ただし、お酒が苦手な方に対して酒類をお贈りするのは御法度ですので、お中元を贈る際は、必ず受け取る方の趣味趣向を確認してから贈るようにしましょう。